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●08_『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ

ヨシタケシンスケさんという
すごい絵本作家がいるらしい、
っていまの職場に入って知った。
ここ最近の絵本界で圧倒的に人気だと思うけど、
私たちの世代はなかなか知らないかも。
でも、ほんと大人が読んではっとする
ユーモアのセンスの持ち主で、新しい感じ。
是非読んでみてほしい。
(私も数冊しか読んでないが笑)

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この『あるかしら書店』は、
絵本といっても小学校低学年くらいかな?対象の
サイズ、分量。
あるかしら書店、という
「本にまつわる本」の専門店のお話。
なんていうんだろう、
ブラックではけしてないんだけど、
ひとひねりあるナンセンスユーモアが
ふふってなる。
なんか説教たらしい感じではなくて、
ほぼ全部つっこみ待ちみたいなとこあるんだけど、
ふっとぐっとくる部分があったりして。

とりあえずしみじみ思ったのは、
ヨシタケさんは本が好きやねんなあということ。
オタク気質な感じではなく
「本」というものの中にある特異性を
うまく(文字通り)描き出している。

人を助けるのは、生き方を指南した巻物(の人・場合もあるかもしれないけど)ではなくて、
こういう話にふふって笑ったときにできる
心のゆるみ・空間なんだと思う。